一般漢方薬である桂枝加芍薬大黄湯について
桂枝加芍薬大黄湯は、顔色のあまり良くない体質虚弱者や比較的体力がない人に効果が有り、急性腸炎や大腸カタル、常習便秘、宿便、しぶり腹、痔核、慢性腸炎などの治療の際に使われます。特に腹力が弱く、自覚的に腹が張る感じはなくても、見てみると腹部膨満感や持続的な腹痛があって便秘をする時には効く可能性が高いため用いられます。
桂枝加芍薬大黄湯は、桂枝を含め6種類の生薬から作られており、穏やかな発汗や発散の作用がある桂枝、痛みを和らげてくれる芍薬、便通をつけてくれる大黄、体をあたためる生姜、緩和作用のある甘草などが配合されています。
大黄の成分により流産や早産の危険性があり、乳児が下痢や吐瀉をする可能性があるため、妊娠中や授乳中の女性の使用には注意が必要になります。